血の芸術
現代のサラブレッドの牡系を遡(さかのぼ)ると総て18世紀の3頭の牡馬にたどり着きます。
ダーレィアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク(←はい、ここ大事、試験でるよ)。
これをサラブレッドの3大始祖と言います。
そのなかで、強い競走馬、優れた競走馬のみが種牡馬として子孫を残す事が許されるのです。
最近の日本の競馬史の中で特筆すべき種牡馬はサンデーサイレンス号でしょう。
アメリカで素晴らしい競走成績を残しながら、種牡馬としては血統の背景からあまり期待されず、日本に輸入されました。
当初は交配料がかなりの高額だったので産駒は少なかったですがこれがデビューするとめちゃめちゃ強い。
とうとう総てのG1レースを征してしまうようになり、2000年、2001年の種付けはなんと200頭余りとなり、S(サンデー)S(サイレンス)旋風が吹き荒れました。
ところで競走馬の繁殖は総て自然交配が条件です。
春期に受胎した母馬は約一年間の妊娠期間を経て出産、すぐ交配となります。
交配時期は北半球では概ね3月から5月の春期のみとなります(南半球は逆になる為に両地区を移動し両時期活躍するシャトル種牡馬なるものも稀にいる)。
この間に200頭をこなすのですから、人気種牡馬も楽で無いと・・・
俺なら出来そうな〜、気がする〜♪
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