2009年06月02日

続-最敬礼

現在調教師の松永幹夫師のあの光景を思い出した先の日本ダービーでした。



松永幹夫、現役時代は甘いマスクでミキオという名前からミッキーという愛称で親しまれ、人柄の良さから後輩ジョッキーから慕われ競馬サークルの皆から愛されたジョッキーです。

会長が昔JRAがG1レースの時に開催する公開調教に行ったとき(水曜日木曜日の早朝にトレーニングセンター行われる追い切りの見学会)忙しい手を休めて私達の前に特別ゲストとして対応してくれたのも松永幹夫でした。


本当に吸い込まれるような澄んだ目をした人で人柄の良さが見てとれました。


若くして超難関とされる調教師免許を所得したので若くしてジョッキーを引退しましたが、馬の当たりが優しいのか特に牝馬で好成績をあげ“牝馬のミキオ”ともいわれてました。


その最たる出来事が史上初の天覧競馬であった2005年の秋の天皇賞。

彼の乗る牝馬ヘブンリーロマンス号は前走の札幌記念の勝鞍もフロッグ視されて14番人気と低評価でした。

ところが超スローペースで上がりの競馬になった直線鋭く抜けだし一着でゴールを駆け抜けたのでした。

ファンをアッと言わせたレースの後スタンドに向かい見守る天皇、皇后両陛下に向かいヘルメットを脱いで最敬礼をしました。




見守るファンのほとんどが馬券をとっていないに違いありませんがこの光景に皆、一斉に拍手を送っていました。


やはりこれはファンの皆からも愛されていた証でしょうね。


競馬史に語り継がれる名シーンだと思います。




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